安部一城氏のダビングと、宮里陽太氏×根岸孝旨氏×屋敷豪太氏×難波弘之氏。
これがアルバム「OPEN WORLD」のレコーディング、最後のセッションとなりました。
★安部一城氏
ガットフリューゲルでもお馴染み、安部さん。
安部さんとはライヴで何度も、映画「マンゴーと赤い車椅子」の
挿入歌となっている「虹のふもと」を演奏しています。
映画の為のレコーディングの際、安部さんもいらしていて(同じ映画のサントラのレコーディングで)
ブリッジ部分<指でストローク>の弾き方を 教えていただいたなあ。
シングル配信していたこの曲の アルバムヴァージョンを収録するにあたり、
ぜし 温かく繊細な安部さんのガットギターのソロも含めダビングを、と。
アルバムのさいごに収録される “虹のふもと/Album Version”、あたたかい気分に:)
★玲里×宮里陽太氏×根岸孝旨氏×屋敷豪太氏×難波弘之氏
打ち込み+アコギでデモを作った、全英詩のドラムンベースな曲”SPACE”。
アコギでフレーズ弾いていて、弾き語りでできた曲、と伝えたら驚かれました。
それを涼しい顔でグルーヴさせる、豪太さん。
Simply Redのドラマー。そしてMassive AttackやBjorkや…。
デモの段階で皆で「このドラムは豪太さんだよ!」と皆で話していて、
曲を気に入っていただけたことで、初めてセッションが叶いました。
凄かったです。本当に”人の仕業”かな。もう一度、すごいです。
同じく涼しい顔で 気持ちよくウネる、ねぎさん。
始めはスガシカオさんの所で使ったという クールなベースでRecしていたのですが、
途中で”古いベース”へ楽器を変更し、さらに”古い弦”を張るという拘りが。
すると、あらびっくり、この曲には本当に”古い”のが良い!
そしてやっぱり、ねぎさん格好いい!
そして私がdemoでカオスに仕上げていたサックスを採譜して、
まるで歌うように奏でてくれたのは、山下達郎さんバンドのメンバー・ようちゃんこと 陽太氏。
陽太氏の「Pleasure」も「Colors (with Horns & Strings)」もとても素敵なアルバムで、ずっと機会を狙っていました。
こういう曲、だからこそ ようちゃんの歌うサックスが欲しかったのです。まんまと、うっとりでした。
皆の音の隙間の、ここぞというタイミングでオルガンで登場する難波氏。効く~。
しかし、その後 アナログシンセをセットし終えたところで
「はいはい、どうぞ~!(弾けるでしょ?)」と笑顔で云われてしまい、
この曲では私がアナログシンセを弾いています。まんまと、ヤラレマシタ。
最後に、エンジニアの飯尾さんに、譜面台やら、マイクスタンドやらを叩いてもらい、
私がイメージしていた これ!という 音を見つけて、パーカッションに。
エグゼクティブプロデューサーである 難波氏には勿論ですが、
このレコーディング中は、飯尾さんにも 色々と相談に乗って頂きました。心強かった…。
ああ。こうやって書いているだけで、またスタジオへ戻りたくなります。
締め切りが無ければ、スタジオでいくらでもセッションしたいし、造り続けていたい。
さて、多くの方はこれからゴールデンウィークへ突入ですね。
羽をのばし、楽しいお休みを!私は…楽しく仕事します。
明ければ「OPEN WORLD」、リリース!
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玲里